交通事故における後遺障害の等級認定について知っておこう

交通事故によって重症の怪我を負った場合、重い障害が残る可能性があります。後遺障害とは、交通事故が原因であることが医学的に証明されるとともに、労働能力の低下(あるいは喪失)が認められ、さらに、その程度が自賠責保険の等級に該当するものをいいます。このような後遺障害には等級が決められており、それによって補償内容も大きく変わってきます。

後遺障害等級認定手続きを行う流れ

後遺障害等級認定手続きを行う流れ

後遺障害等級認定手続きの流れは以下のようになっています。

1.後遺障害診断書を書いてもらう。

医師がこれ以上症状の回復が見られないと判断した段階で、後遺障害診断書を書いてもらいます。

2.後遺障害診断書と損害賠償請求書を保険会社に提出する。

1で受け取った後遺障害診断書と損害賠償請求書を保険会社に提出します。

3.損害保険料率算出機構が認定を行い支払額が決定する。

提出された資料をもとに、損害保険料率算出機構が後遺障害の認定を行います。認定は提出された資料のみで行われ、面接などは基本的にありません。そのため、医師の書いた後遺障害診断書の記載内容が、後遺障害等級認定に大きく関係すると言えます。

後遺障害等級認定を上げるポイントとは?

後遺障害等級認定を上げるポイントとは?

後遺障害等級認定には1級から14級まであり、等級が一つ違うだけで損害賠償額に数百万円の差が出ることもあります。交通事故の被害者は大きな被害を被っているため、できるだけ多くの損害賠償を受け取る権利があると言えます。

後遺障害等級を上げるためには、以下の3つのポイントが重要になります。

  • 症状の裏付けとなる客観的な医学的所見があるかどうか
  • 治療が定期的に行われているのか、各症状が消失することなく一貫しているか
  • 事故と後遺症に関連性はあるのか

後遺障害等級認定を有利に進めるためには、事故後早い段階からの準備が必要になります。準備が難しい場合は、弁護士にご相談くださればサポート可能です。

佐世保市の弁護士に交通事故について相談したい方は、横田雄介法律事務所をご利用ください。長崎県佐世保市に事務所を構えており、交通事故のご相談を承っています。

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